『即席ピノ・デ・シャラント』
今年の春先、梅が咲いていた頃、或るお客様に京都の『クラブ・デゼール』というお店に連れて行って頂いた。
物静かでダンディーなマスターのいらっしゃるこのバーは、とても素敵なお店である。
私の感覚的に何と無く札幌の『Bar Proof』に似たお店である。
そこでかのお客様が『ピノ・デ・シャラント』というお酒を呑まれていた。
飲んだことが無かったので、無粋ではあるが一口呑ませて頂いた。
「酒精強化ワイン」の一種ということである。
甘口のワインである。
ブランデーとそのブランデーの元のぶどう果汁を混ぜて熟成させたもの。
「知らん、美味しいお酒がたくさんあるものだなぁ〜・・・」と甚く感慨深い思いをした京都の夜であった。
さて秋になって、ぶどうの季節である。
今年のぶどうは日照時間が短かった割には味の濃いぃ感じである。
ぶどう果汁と自家製ブレンドコニャックを混ぜるのが定番であるが、考えてみると「即席ピノ・デ・シャラント」風である。
今年の「即席ピノ・デ・シャラント」風カクテル、なかなか美味である。
『Bar Woody の詳細情報はこちらの「Bar Navi」から』